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2016'12.02 (Fri)

石上布都魂神社・宇甘渓

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担当:アルパパ

11/20(日)

島根旅行記の更新中ですが、ちょっと割込みです。

【石上布都魂神社】・・・岡山県赤磐市石上
ご祭神・・・素盞鳴尊
島根旅行 Part7 の中で、二振りの刀、宇美神社のご祭神 布都御魂(フツノミタマ)と、スサノオがオロチ退治に使った 布都斯御魂(フツシノミタマ)について触れましたが、フツシノミタマは、その昔、島根県ではなく、アル一家の住む岡山県のある神社に、ご祭神として祀られていました。その神社は、岡山県赤磐市石上にある石上布都魂(イソノカミフツノミタマ)神社といいます。アル一家は、この神社にお参りしたことがなかったので、晩秋の一日、紅葉狩りも兼ねてお参りすることにしました。

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石上布都魂神社の社伝には、日本書紀に、素盞鳴命が出雲国で八岐大蛇を退治して大蛇の尾から草薙剣を取り出した後、『一書曰 その素盞鳴命の蛇を断りたまへる剣は、今吉備の神部(カムトモノヲ=神主)の許に在り』と記されているが、吉備の神部とは当社のことであると記されているそうです。
現在は、この刀は奈良県天理市の石上神宮の本殿に奉安されていますが、岡山藩士の大沢惟貞が寛政年間(1789--1801)に編纂した“吉備湯古泌録”には、記紀をはじめ古代の文献を考証して、素盞鳴命が剣を納めた社は吉備の当社に間違いなく、崇神天皇の御代に大和に移したとしています。

そして、現在、石上神宮ではフツシノミタマとされる鉄刀が、布都御魂剣とともに本殿内陣に奉安され祀られていますが、明治11年(1878年)、石上神宮で、本殿建造のため禁足地を発掘した際、全長120cmの片刃の刀が出土し、これをフツシノミタマであると認定し、一緒に奉安したものです。

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【スサノオの刀が、何故、吉備の当社に納められたのか?】
当然、こういう疑問が湧くと思います。以前の記事、「温羅伝説を訪ねて・中編」に、吉備の温羅は出雲系渡来人ではないか、更に、吉備国にあったと思われる出雲族の痕跡は意識的に消されているようだと書きましたが、アルパパは、この刀が、その謎を解く鍵ではないかと思います。
日本初の統一王朝を大和に打ちたてたのは、スサノオの子、ニギハヤヒですが、その後、ニギハヤヒは、九州から東進して来た神武に、あっさりと王朝を譲り渡し、ここに大和王朝が成立しました。
ニギハヤヒが大和に進出した経路は不明ですが、スサノオの刀が、吉備のこの神社に奉納されていたということは、単純に考えれば、ニギハヤヒは、出雲から山を越えて気候の温暖な吉備に進出してここを治め、次に大和を目指したのではないでしょうか。
その後、権力を掌握した大和政権は、各地の王国の討伐に乗り出し、その形跡を抹消していきます。吉備の歴史も、その過程で、闇に葬られたとすれば、辻褄が合います。アルパパ的には、これでよしという感じですが、まあ、妄想と思っていただければ結構です。

また、宇美神社のところでも書いたように、ここでも、フツノミタマとフツシノミタマの混同があります。この神社に奉安されていた刀は、フツシノミタマですから、本来は、神社の名前も、イソノカミフツシノミタマ神社の方が正しいのかも知れません。

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「物部」といえば、島根旅行で訪ねた物部神社や奈良県天理市の石上神宮(物部氏の氏神)が有名ですが、この石上布都魂神社にも、「物部」の文字が? 何故と思って、後で調べたところ、何と、宮司さんのお名前が物部さんだということです。宮司さんは物部氏の子孫? その時にピンとくれば、お聞きしたのですが・・・。

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その宮司さんに、フツシノミタマを模した木刀を見せていただきました。刃は下側、日本刀とはソリが逆ですね。これは、大陸、半島系の刀の特徴です。昭和の初めごろに、フツシノミタマのレプリカが3振り造られており、その内の1振りは、この神社に収められています。それを元に、この木刀を作ったのでしょう。

さて、この神社には、奥宮があります。拝殿から、坂道を登ること10分ぐらいで、鳥居とその向こうに小さなお社が見えてきます。
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お社は、大きな磐座の前に建てられており、磐座全体は禁足地になっています。ここは、古代の磐座信仰の場です。みんなで、磐座に向かって両手を上げ、エネルギーを感じているいるグループがいました。

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江戸時代には、拝殿・本殿があったようですね。

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山間の小さな神社ですが、参拝者は多くはありませんが、途切れることなく続いていました。パワースポットを紹介した本に載ってから、参拝者が増えたのでしょうか。小さな休憩所には、宮司さんと奥さんがおられ、温かく迎えてくれます。小さいけれども、気持ちのよい神社です。


【宇甘渓】・・・岡山県加賀郡吉備中央町下加茂
石上布都魂神社へお参りする前に、宇甘渓に寄って、名残りの紅葉を見てきました。一週間遅いという感じですが、一週間前は38.3℃の熱を出していましたので、仕方ありません。では、今年の紅葉のご紹介。

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では、島根旅行記の続き Part10に戻ります。


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