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2013'10.29 (Tue)

越前・若狭旅行記 【三日目:熊川宿】

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使用カメラ:SONY α55、DSC-RX100
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担当:アル姉

10/13(日)
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最終日、道の駅若狭熊川宿で迎えた朝、実はみんなで寝坊してしまいました。でも今日の観光第一弾は熊川宿という重要伝統的建造物群保存地区、この道の駅からすぐなので大丈夫。熊川宿は福井県三方上中郡若狭町にある若狭と京都を結ぶ旧鯖街道の宿場町です。

鯖街道
古代、若狭国は朝廷に食料を献上する御食国(みけつくに)のひとつでした。そのため若狭と京都を結ぶ街道が発達し、18世紀後半には鯖が多く運搬されたことから鯖街道と呼ばれるようになります。鯖以外にも多くの海産物や物資が運ばれましたし、また文化交流の道ともなった重要な街道でした。
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鯖街道というのは広義では複数存在していて、若狭街道・琵琶湖経由ルート・西近江路・根来針畑ルート・周山街道など、嶺南から京都を結んだ街道全てを鯖街道と呼ぶようです。その中で最も有名なのは若狭街道とよばれる小浜-熊川-朽木-出町柳というルートで、熊川宿はこの若狭街道で街道随一の賑わいをみせた宿場町です。
※熊川宿の公式サイトはこちらです。
と、薀蓄はこのくらいにして、本編行きましょう。
折りたたみますのでクリックして御覧くださいませ。

【続きを読む】

熊川宿のマップです。
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平成8年に上ノ町、中ノ町、下ノ町、合わせて10.8haの地域が重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。我が家のスタートは道の駅若狭熊川宿なので、上ノ町からご紹介。

上ノ町
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熊川番所。若狭と近江の国境に位置し、「入り鉄砲に出女」という言葉があるように徳川幕府の時代、熊川番所でも女子の通行手形改めや物資の運上徴収などが行われました。

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町並み。

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上ノ町の前川は、上流の北川と天増川の合流地点で取水されたもので、街道に沿って流れながら中条橋のたもとで河内川に落ちます。そして中ノ町の前川は、河内川の水を取り入れて、下ノ町へと流れていきます。家ごとに「かわと」と呼ばれる水利施設が設けられていて生活に欠かせないものとなっています。

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通常より二階の天井が低い厨子(つし)二階の町屋と本二階の町屋。

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袖壁卯建(防火壁の役割を持つ軒飾り)のある町屋も少なくありません。

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上ノ町のこの大きな岩ではよく子どもたちが遊びますがけがをしたことがないそうで、子守岩と呼ばれています。

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中条橋。河内川に架かる上ノ町と中ノ町を結ぶ橋。ここから先、中ノ町に流れる前川にはこの河内川の水も流れ込んでいます。

中ノ町

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旧逸見勘兵衛家住宅。熊川村の初代村長逸見勘兵衛、その子息で伊藤忠商事二代目社長となった伊藤竹之助翁の生家で、熊川を代表する町家のひとつ。平成7年から改修工事が行なわれ、外観は典型的な町家造に復元、屋内は現代的な明るい雰囲気に生まれ変わったそうなので改修前とは少し趣が違う模様です。道理で綺麗なわけだ。

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町並。上ノ町よりお店などが多い感じですね。でも開店時間前なので皆さん準備中でした。

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宿場館。伊藤竹之助翁が熊川村役場として建てたもの。現在は若狭鯖街道資料館となっています。入場料は200円(高校生以上)。

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長屋道。この路地の奥、4畝15歩の土地に町奉行手配下の足軽長屋があったことに由来します。街道を挟んでこの路地の反対側に、かつて陣屋の役割も果たした熊川奉行所がありました。1畝=約30歩、1歩=1坪なので4畝15歩は約135坪程度でしょうか。

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菱屋勢馬清兵衛家。屋号を菱屋という旧問屋さん。

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そういえば、この前川って平成の名水100選に選ばれていましたっけ。熊川宿自体は水の郷100選ですね。

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越屋根や虫籠窓、伝統的な町並みの中で日常を営む人たち。煙草屋のおばあちゃんや御蕎麦屋さんを営むご夫婦、アルに対して皆さんとても温かく、優しく声をかけてくださったり可愛がったりしてくださいました。どうもありがとうございますっ。


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妻入よりは平入の町屋の方が多く見受けられました。アルママがしげしげと窓を見つめているのでどうしたのか聞いてみると「どの家も窓がピカピカ、掃除大変そうなのにね~」とかなり感心していました。主婦目線だなぁ(笑)

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福井では「ガッタリ」と呼ばれる折りたたみ式の縁台。アル一家が重伝建にはまるきっかけとなった徳島の脇町にもありましたし古い町並みではたまに見かけますけど呼び名はさまざまですね。

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旧問屋倉見屋さん。写真では主屋しか写っていませんが、主屋、土蔵など問屋の形式を残している熊川で最も古い町家。表には「駒つなぎ」が付いています。町屋を訪れるときに馬をつないだという駒つなぎですが、お馬さんが暴れて引っ張ったらお家が壊れちゃいそうだなぁと思ってしまいました(笑)

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覚成寺と得法寺。元亀元年(1570)秀吉と家康を従えた織田信長は朝倉義景を攻めるため、京都から敦賀へ向かう際、熊川で一泊しました。その時家康が腰を掛けたという松の木が境内東隅にあり「家康腰掛けの松」と呼ばれていましたが、残念ながら松食い虫の被害のため現在は根元しがありません。

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松木庄左衛門を祀った松木神社。松木庄左衛門は重税に苦しむ若狭の農民を救うため、一命を投げうって大豆年貢の引き下げを実現した義民です。熊川宿の中では桜と紅葉の名所。

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御蔵道。かつて北川を往来した舟運の米がこの路地を通り、松木神社境内にあった蔵屋敷に至ったことに由来。

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このお家、何だと思います?

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意外なことに駐在所でした。見事に町並みに溶け込でいます。

そして駐在所までくると道が大きく折れ曲がっています。
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「まがり」と呼ばれるもので、城下町でよく見られるいわゆる枡形ですね。高札場もここにあったようです。このまがりが下ノ町と中ノ町の境になっています。

下ノ町
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下ノ町では妻入りの家屋が多く見られる気がしますね。屋根の上の小さな屋根は煙抜きのための「越屋根(こしやね)と言い、今までの上ノ町・中ノ町の町屋でもいくつも見られました。

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よく歩いたのでアル先生はここからはドッグバギーに。

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町並。観光用の商店などは少ない印象でひっそりとした町並みでした。

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改築中の町屋。重伝建の増改築というのは景観を壊さないため色々制約が多いのですよね。通りを歩いていると新しいのに雰囲気や外観は昔ながらの町屋というお宅がいくつもありました。

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孝子与七の碑。享保6年(1721年)にこの地に住んでいた与七とその妻は、自分たちは貧しいものを食べても父母には、御馳走を食べさせ孝行のかぎりを尽くした。時の小浜藩主は、与七の行いを聞き、米数俵を与えてその志をほめた。このことは「若狭領民伝」にも記載されている。(案内板より)

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下ノ町の端にも駐車場があります。道の駅から約1km、重伝建選定エリアはここまで。ここから引き返して熊川宿の町歩きは終了です。。

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この御方も折り返した後も上ノ町からはまた「歩かせろ~」とうるさくかったのでかなりの距離を歩いたのではないでしょうか。午後からは小浜の町歩きも残っているのであまり体力使わないでちょうだいね。お店などには入らず、神社や寺社にもほぼ寄らずの町歩きだけで所要時間1時間20分程度でした。

次回は名水を求め瓜割の滝と鵜の瀬へ。アルパパにバトンタッチです。
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Comment

10月はお出かけ続きのmametaro一家でした。
一段落しておじゃましてみると、ぎゃ~なんじゃこりゃ。
という感じでビックリです。
しばらくご無沙汰だったことが明らかですね。
福井はこちら地方からはわりと近いところです。
米原北陸道経由が一般的かな。
近いせいで、正直あまり行ったことがありません。
近場の観光地ってとばしがちじゃないですか。

それに、なぜか東へ北へと進路を進めがちで、西へ行く機会が
本当に少ないmametaroです。
本当はmame子が金沢へ行きたがっているので
いつか北陸へ足を伸ばそうと思っています。

アル先生も元気そうに旅してますね。うれしそうな顔に癒されます。
もう少し足を西まで運んでくだされば愛知県だったのに。
我が家は愛知県でも西の方に位置しますので、近いですよ。
今度は愛知県を入れた旅を計画してください。
ご案内しますよ。
mametaro | 2013年10月30日(水) 10:08 | URL | コメント編集

★mametaroさんへ

紅葉巡りツアーに行かれてたのですよね、おかえりなさいませ。
旅行から帰ったらじっくり紅葉巡りのレポを拝見したいです^^

近場、というか隣県を飛ばしまくりのアル一家です。
今年はアルパパのお休みの関係で二泊三日が限界。
アルにもあまり無理はさせられないので近場巡りをしようと思っています。

改めて地図を見ると北陸って愛知からものすごく近いのですね(笑)
金沢に行かれるのでしたら是非福井にも~。
距離的には愛知も福井もそれほど変わらないことにびっくり。
犬山城もあるし個人的には行ってみたい県ベスト5に入るのに何故か縁遠い。
というのも高速道路が混みそうで敬遠してしまうのかな。

とりあえず年内は無理そうですがいつか是非^^
アル姉 | 2013年10月31日(木) 19:32 | URL | コメント編集

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